あと定年まで11月、五年前から昔のひとが隠居するときは伊勢参りと京見物をしたことになぞらえ、自宅から江戸日本橋そして東海道を通り三条大橋へ歩いた。勿論、伊勢にも歩いて寄った。人生は旅、時空を超え、昔も今も旅は楽しい、人生も旅のようなものだ。
以下はそれからの追記です。
大阪日本橋一丁目にやっとたどりつきました。
平成19年12月27日18.40のことで、あたりはすっかり暗くなっておりました。
思えば平成14年の連休にスタートし、52日間をかけ奥州仙台から陸前浜街道、東海道、伊勢神宮の参詣を経て鈴鹿、柘植から京都へ、京都三条大橋は5月に到着。
ここまできたからには古都奈良、斑鳩、学生時代の大阪がなつかしく、お江戸日本橋から三条大橋ではもの足りず、言葉にかけ、「浪速日本橋」でないと、それを口実に気分転換の旅にでました。
最後の旅は穏やかな気候のなか、悠然と平城京を通過し、時代を偲ばせる斑鳩の里を暖かい日射しを受け、今後の人生もこうありたいと念じたところでした。長い道のりでしたが途中、懇意にしているかたを訪ねたり、道々で多くの方とかたりあったりして励まされ、楽しく街道の見物ができました。
勤め人の生活もあと3月ほどですが、思えば長くいろいろなことがあったようで、今回の旅のようなものだったでしょうか。
またおまけの京からの穏やかな旅は今後を暗示させるものとなるのでしょうか。
生き方も旅と同じくすべて楽しく、またこれからも楽しくありたい、またそのように思いこみたいと思っております。