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認定書 No.055

踏破年月 氏 名 住 所 男性/A型/40代

2003年01月

坂口輝彦

千葉県市川市

  
2002年5月から2003年1月まで5回に分けて合計13.5日で旧東海道を走破しました。
日程は次の通りです。
02年4月28日(日)  8:20 日本橋発
   32キロ   18:00 保土ヶ谷着
        *帷子川あたりで道に迷う  
   4月29日(月) 6:00 保土ヶ谷発
   49キロ   19:30 小田原着
*権太坂で道を間違える。道中ほとんど
旧東海道=現国道でつまらない。
   4月30日(火)  6:00 小田原発
   31キロ     18:00 三島着
*朝から雨で芦ノ湖、関所、西坂は霧に
包まれて難儀。関所から、箱根峠、
接待茶屋跡までは車道を何回も渡り危
険。
   5月1日(水)   7:00  三島発  
27キロ    16:00  富士着
     *箱根越えの疲労取れず短距離。
吉原本町過ぎてから道を間違える。
5月2日(木)  6:30  富士発
35キロ    18:00 府中(静岡)着
*途中で境内に忘れ物をして戻りロス。
     蒲原、由比、薩埵峠、興津と周囲の雰     囲気の良い道中。
  5月3日(金)  7:00  府中発 
   29キロ   17:00  島田着
     *丸子から宇津野谷峠は国道を早めに      渡らないと旧街道に行けない。
     *岡部から藤枝の間、葉梨川を渡った      ところで迷う。2時間ロス。       5月4日(土)  7:30  島田発
   27キロ    15:00  袋井着
     *掛川―袋井間の同心橋を越えたとこ      ろで道を間違える。
   7月19日(金) 6:00  袋井発
   39キロ   17:40  新井着
     *このあたりは一本道
   7月20日(土) 6:00  新井発  
   45キロ   19:30  岡崎着
     *二川―吉田―御油は旧道の面影がな      く道を確かめながら慎重に進む。
   7月21日(日) 7:30  岡崎発  
   20キロ   13:00  豊明着
     *猛暑で昼過ぎに中断。
   8月16日(金) 11:20  豊明発 
   13キロ    14:45 宮(七里の渡し)着
     *途中から熱田神宮まで。   
   11月1日(金)  7:30  桑名発
   34キロ    18:00  亀山着
     *終日雨。亀山手前で道を間違える。
   12月30日(月) 9:45  亀山発
   33キロ    17:30  水口着
   *片山神社で間違えて左の国道に登る。
    鈴鹿峠は雪。
   12月31日(火) 6:40  水口発
   40キロ    16:00  大津着
   *横田の渡しから橋までわかりにくい。
    橋からはおおむね平坦な一本道。
  03年1月1日(水) 7:45  大津発
  12キロ     10:10  三条大橋着
   *最後の日ノ岡、亀水不動の小道は見落とし    やすい。

(ご参考)
@今回は江戸時代の人と同じペースで歩くことを目的とした。残念ながら今の旧東海道は歩行者のことを考えていない。都市部では昔の面影がなく、郊外ではしばしば国道一号線に寸断されているので、地図をよくみて慎重に進み、わからなくなったら土地の人に尋ねる。道を間違えて戻ると疲れるだけでなく、精神的なダメージも大きい。
自分は「東海道を歩く」(山と渓谷社)を参考に歩いた。町によっては東海道を観光の売り物にしていて案内板が整備されている。静岡県は三島から新井まで同じデザインの看板がときどきでていて歩きやすい。神奈川、愛知は町によってはなにもない。三重―滋賀―京都は案内が少ないものの、旧道がそのまま残っているところが多い。
Aできるだけ朝早く出て、日が沈む前に歩き終わるよう心がけた。暗くなると道を間違えやすく、景色を楽しむこともできない。夏場は日中暑くてまともに歩けず、消耗が激しいのでできる限り早い方がいい。道に迷うことを想定して、6時発、17時終了のを基本として計画を立てた。
B東京から行く人は、何日目に箱根を越えるか決めておいたほうが良い。
自分は年に5-6回フルマラソンを走り、足腰に自信はあるほうだが、2日目に保土ヶ谷―小田原を50キロ近く歩き、3日目に一気に小田原―三島を越え、激しく疲労した。4日目は足の痛みで平地をあるくにも難渋した。
C季節にもよるのだろうが、雨にたたられることが多かった。
小田原―三島のほとんど、袋井―浜松、桑名―庄野は雨だった。
夏はむしろ涼しくていいが、それ以外の季節は歩きにくいし自動車の往来の激しいところでは危険でもある。雨具が必要。
濃霧のなか箱根越えをし、旧道がみつからず、国道を渡ったりして危なかった。
D持ち物は最低限にとどめる。下着、洗面具、雨具、地図、カメラくらいで十分。一部を除いてだいたい人の住んでいるところを歩くので、必要なものは途中のコンビニやスーパーでなんでも調達できる。荷物が増えてきたら家に宅急便で送って減らした。
E当日どこまで歩けるかわからず、できる限り乗り物に乗りたくなかったので、宿はたどり着いた場所で探した。とはいえ、全くの郊外で立ち往生するわけにもいかないので、3日先くらいまでの走行予定を事前に立てておき、泊まる場所の見当をつけておいた。
歩いていて、3時―4時ごろになるとだいたい当日の最終地点が決まる。その時点で電話ボックスに入り、土地のイエローページを開き泊まるところに電話して空きを訊ねる。ゴールデンウィーク、夏、年末などに歩いたので、一般の食事付旅館は普通空いていないし、食事の兼ね合いで到着時間を縛られる。逆にビジネス系の旅館、ホテルはそういう次期仕事で利用する人が少ないので大体空いている。
 乗り物に乗ることを気にしなければ予約しておくこともできる。
夏は野宿することもできるだろうが、そのための備品を持ち歩くのはつらい。
F今回の目的は江戸の人並のスピードで歩いてみることだったので、沿道の名所を訪ねる時間がなかった。歩くことが目的か、名所探訪が目的か決めておいたほうが良いと思う。
個人的には、今回素通りした各所をいずれじっくり再訪したいと思っている。
G歩くだけならば足腰、筋肉の痛みは一晩休むとかなり取れる。
道中、2日以上歩くと足の甲や裏が腫れてしまい、靴が小さくなったようになって大変痛かった。連続して歩く予定ならば、大き目の靴を履いてゆくか、大小2足持ってゆくと良い。箱根のように長い下りではつま先を痛めるので注意して歩く。
H3-4日目から筋肉も痛くなってきた。宿につくと水風呂に足をつけて冷やし、サロンパスを貼ったりした。初回、7日歩いた2週間後フルマラソンを走ったが、足がだるくて思うように走れなかった。
足の腫れは時間が経てばなおるが、数日間連続して歩くことに不慣れだったために、腱や関節がいつのまにかダメージを受けていた。もとにもどるまでに1ヶ月以上かかった。
I次は中山道に挑戦したい。
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