![]() | 32.舞坂宿〜新居宿へ(街道地図) |
| 静岡県舞阪町→松並木→見付石垣→脇本陣→北雁木→弁天島→西浜名橋(6km:2時間) |
■ 舞坂宿について ■(1999年12月17日)晴![]()
弁天島にあるこの宿は夕食が無いだけで高級旅館と同様の扱いだ。
(和室の12畳・朝食付き6,800円は格安)
平日のせいか温泉大浴場も一人占め、そして景色も一人占め。
ただオフシーズン中は周辺に食事する店が無いので注意!(コンビニ1軒有り)
東海道BBSの情報・脇本陣側の「うなぎのダブル丼」を
楽しみに夜道を舞阪町まで歩いて行った。
しかし目指す「うなぎ」は捕まらず、脇本陣前の店に入ってしまい、挙げ句の果てに
30分も待たされ、帰ろうと思ったが他に店が無い。こんな時・・東京を思い出す・・・・
江戸から67里の舞坂宿は宿場としては小規模なものだったが、
船でしか渡ることのできない浜名湖今切の東側に位置していたため、
交通政策上は重要視された宿場でした。
弁天島は1499年の大地震で島となった場所で、
同時に浜名湖が海と繋がり、当時の人は陸地が今切れたので
この場所を「今切」と呼んだ。
陸地が無くなったため舞坂宿〜新居宿間は湖上一里の船渡しとなる。
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■ 松並木・波小僧 ■約1〜2km![]() ![]()
7:40舞阪駅を降りる。舞坂の松並木(写真左)720mが本日のスタート地点。
左の歩道を歩きはじめると東海道53次の銅板
が数十メートル間隔で置かれていた。
ご当地、舞坂の場所では道路両側とも大きな石碑(写真中)になっている。
先には舞坂橋跡の看板があった。説明を読んでみると昔、この辺りに川が流れていたらしい。
松並木が終わると波小僧(写真右)が現れる(休憩場所・トイレ有り)果して波小僧とは何者か?
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■ 見付石垣〜一里塚公園 ■約100m![]() ![]()
交差点を渡り左の宿場道を行く、街道入口に見付石垣(写真左)があった。
(江戸時代、舞坂宿の最東に、大名行列などの際に番人が立って
人馬の出入りを監視した場所)
・・・やっと宿場に着いた旅人の気持ちを味わえる有り難い旧跡だ・・・。
歩いてすぐ左手の常夜灯奥に古い一里塚(写真中)があり
道路を挟んで右にも新しい一里塚(写真右)が公園の中にあった。
宿場内は朝早いせいか人通りもなく静かだ・・・
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■ 本陣跡・脇本陣 ■約1km![]() ![]()
所々に残る古い家並みを見ながら歩いて行く(写真左)と右に本陣跡の石碑(写真中)、そして
斜め前には堂々とした江戸時代そのままの脇本陣(写真右)がある。
(この舞坂脇本陣は時として本陣の代わりに使われた旧脇本陣茗荷屋(1838年(天保9年)に建築)
を復元した旧東海道では唯一の建物。
一般公開。月曜休。入場無料)
まだ開館前で中を覗く事はできない。昨夜この辺りをうろついたが、店灯りも少なく
人気のない静かな宿場の印象をもって通過する。
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■ 常夜灯・本(中)雁木跡 ■約100m![]() ![]()
街道角に常夜灯(写真左)がある。
(舞坂宿内には常夜灯が3つ現存している。東から一里塚の敷地内、
宝珠院の入り口、そして中雁木のこの場所である)
その先、東海道は海に突き当たってしまった。
ここが今切の船渡しだ。(写真中)
(舞坂は当時は船でしか渡れなかった渡船場の宿)
この中雁木の渡船場は現在、漁港になっていて最突端には魚市場がある。
雁木では朝早く漁から帰ってきた人達が働いていた(写真右)
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■ 北雁木・渡船場跡 ■約200m![]() ![]()
今の時代は船で渡れないので歩くことにする。街道を右に曲がってまもなく
左手に北雁木の渡船場が復元されていた。
(雁木とは階段状の石畳を敷き詰めた渡船場。
舞坂には当時あった3つの雁木のうち、
地位の高い者が利用したのがこの北雁木)
・・・静かに宿場を去ろうとする旅人に賑やかなおじいさんが話し掛けてきた。
何処から来て、何処へ行く?
質問攻めの後は若さや軍隊の自慢話になってしまった。まっマズイ!
・・最後の一言は
「達者でなぁ〜」だった。(元気をありがとう)
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■ 弁天神社から・・水のまんなかの道がまっすぐ・・ ■約1〜2km![]() ![]()
弁天橋を渡って国道と合流する角に弁天神社(写真右)があった。
境内には「天女伝説」で知られる子宝の松がある。
そして昨日泊まった弁天島の宿を通過して、
(観光地(海水浴場)弁天島の開発は
舞坂の事業家・那須田又七氏が行った)
種田山頭火の
・・水のまんなかの道がまっすぐ・・を行くことにする。
東海道は新居宿まで船渡しで、街道では無い湖上を歩いても
意味は無いのだが、我が儘な足は水の上も歩いていた。
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■ 西浜名橋から新居町へ ■約2〜3km![]() ![]()
橋に架る歩道(写真左)は全て右側だ。
この区間は天橋立のような細い一本道を想像していたが、殆ど街の中と変わらない。
水のまんなかの道(写真中)とは、まさかこの自動車専用道路のことではあるまいか?
西浜名橋を渡ったところに小さなトイレがあった。橋の散歩道で一休みしていたのでトイレが近い。
道は続き(写真右)、左の新居東警察署を過ぎた頃、やっと新居町駅が見えてきた。
・・・午前10時:勝手に通過して良い関所でキョロキョロしている挙動不審の旅人がいた。
(行程2時間・1999.12/17(金):万歩計=計測中)
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31.浜松宿〜舞坂宿へ
33.新居宿〜白須賀宿へ
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