![]() | 28.掛川宿〜袋井宿へ(街道地図) |
| 静岡県掛川市→馬喰橋→掛川城→十九首塚→松並木→久津部一里塚(10km:3時間) |
■ 掛川宿について ■(1999年11月5日)晴![]()
靴擦れも無い、筋肉痛も軽微だ?・・ついに俺の足は無敵となった!
ドーモこのホテルはシングルが満室で料金据え置きで
ツインルームを使わせてくれたみたいだ。
しかし使いにくい。灰皿や小間物に手が届かない。
立って歩かなければならない。
無敵と言った手前、あまり書きたくなかったのだかチッと辛い・・
朝のゴ飯を3杯も御代わりして街道へ旅立った。
掛川宿は、内助の功で有名な山内一豊が掛川城に入城し整備した城下町です。
この頃の名産は葛布(秋の七草の一つでもある葛の繊維でつくられた布)
が有名でこの生地で袴・裃を売る店多かったという。
また広重の絵に出てくる大池橋から分岐する道は、秋葉神社
へ続く秋葉道で秋葉詣での参詣客で賑わっていた。
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■ 葛川一里塚から市内 ■この区間は昨日11/04歩いた続きです。・・・・・![]() ![]()
馬喰橋を渡って掛川宿に入ったが、まだ旅人は歩いていた。
(馬喰(ばくろう)=馬の売買や斡旋をおこなう人)
掛川側の袂に葛川一里塚跡(写真左)があり、橋には馬面があった。
市中を歩いて酒店の角を曲がると新町七曲り(写真中)となる。
ここら辺は地図が無く闇雲に歩いてしまった。本屋を見つけ、
陽も傾き掛川の大手門(写真右)に電気が灯った所で、おとなしくホテルへ帰ることにした。
(11月4日歩く)
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■ 掛川宿・掛川城 ■約500m![]() ![]()
朝8時「城下町通り」から掛川城天守閣へ行く途中、清水銀行が両替商(写真左)になっていたが、
掛川の町並みは、城の復元にあわせて白壁と黒瓦で統一されているようだ。
(掛川城=山内一豊が戦国時代の城から「東海の名城」
と呼ばれる近世城郭へ大改築し、
以後26代の居城として栄えたが
幕末の大地震で天守閣を含め損壊、平成6年4月に
全国初の木造天守閣として復元された)
近代的な宿場町に語る言葉もなく東海道に戻ることにする。
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■ 十九首塚・大池一里塚 ■約2〜3km![]() ![]()
道がカーブする地点でお寺を見つけ十九首塚(写真左)
(平 将門一門十九人の首を埋葬)を探したが、
どうも違うようだ。通学途上の忙しい最中、女学生に尋ねると
説明が難しいらしく同行してくれた。悪いので駆け出したら、
いっしょに駆け出した。そこは民家の裏路で、やはり判り難い場所だった。
・・お嬢さん!東海道の優しさをありがとう・・・
道は国道と合流。広重の大池橋を渡って左へ進み鉄道ガード下を通り、
しばらく歩いて信号を渡った角に大池一里塚跡(写真中)がある。その先は松並木(写真右)が残る。
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■ 古い街道と高速道路 ■約1〜2km![]() ![]()
やがて歩道が無くなりカーブの先は民家が立ち並ぶ(写真左)、
左の土手で逆川を見ながら煙草休憩。
アッ!危ない!
下を向いて歩いていたら目の前で車庫からバックしたトラックに車が突っ込みそうになり、
危うく事故に巻き込まれるトコだった。
この道は狭く交通量が多い。健康に気を使ってるんだから事故にも気をつけようと思う。
大きな交差路を過ぎてしまうと長閑な街道となった。右手にレトロな造り酒屋(写真中)がある。
そしてバイパス・東名高速(写真右)と立て続けに高架を潜ることになる。
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■ 仲道寺(善光寺)・東海道松並木 ■約1〜2km![]() ![]()
橋を渡ると仲道寺(善光寺)(写真左)
(=仲道寺は東海道の中間点に位置したため、その名が付いた。
境内に善光寺の如来堂があり、その阿弥陀仏は坂上田村麻呂の守本尊とされている)
ここからは見事な東海道名残りの松並木があった。
旧東海道の旅
で和田さんが感動したこの場所に俺は来た(・・ついこの間まで観客だったのに・・)
広大な田園風景に松並木の一本道。東海道舞台の花道を行くようだった。
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■ 妙日寺・久津部一里塚 ■約1〜2km![]() ![]()
同心橋を渡り道路左に駕籠の形(写真左)をした物体があった、袋井宿の凧の絵が
描いてあり、祭事に使う凧を収容している倉庫と思い通過した。
その先は歩き難い松並木(歩道が無く車線歩きが危険)が続く。
途中、右手工場敷地内に富士浅間神社の赤い鳥居があった。
何とかしてほしい松並木を抜けると街道左路地奥に日蓮上人の両親の墓がある妙日寺(写真中)。
そして隣の袋井東小学校の敷地には江戸から60里の久津部一里塚(写真右)が街道から見える。
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■ あぶら山道標〜袋井へ ■約2〜3km![]() ![]()
道は続き(写真左)右路傍に油山寺へ行く追分石標(写真中)があった。やがて大きな交差点を越え幾度かの松並木(写真右)に出会う。
もうすぐ袋井宿だ。
無敵の足は朝から快調にここまで走るように抜けてきた。今回はどこも痛い所はない。
気候がこんなにも歩くことに影響するとは思わなかった。
時間はまだ早い。・・・午前11時:もぉどうにも止まらない足に上半身を引いてみたりして余裕の旅人であった。 (行程3時間・1999.11/05(金):万歩計=計測中) |
27.日坂宿〜掛川宿へ
29.袋井宿〜見付宿へ
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