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古来、西新井大師として知られております当山は真言宗豊山派に属し、五智山遍照院総持寺が正しい名称であります。 天長の昔(千百余年前)弘法大師空海様が関東巡錫のさい、当西新井にお立ち寄りになり、悪疫流行に悩む庶民の苦しみを救わんと、御自ら十一面観世音尊像をお造りになり、二十一日間の御祈願をなさると、当地に浄らかな泉が湧き出て、病いはたちまち平癒したと伝えられております。 こうして西新井という地名は、お大師様のご恩徳と切り離すことのできない因縁と歴史をもち、以来、民衆祈願の霊場として善男善女の厄除け祈願を中心に、家内安全、息災延命を祈る護摩修行の祈願寺として栄え、今日まで連綿と法灯を伝えてきたのであります。
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