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弥生美術館は昭和59牛6月1日、竹久夢二美術館は平成2年11月3日、弁護士鹿野琢見によってそれぞれ創設されました。 昭和4年、当時一世を風摩していたさし絵画家・高畠華宵描く一枚の絵「さらば故郷!」と9歳の鹿野少年との出会いが、やがて華宵の晩年 を看取る運命的結び付きとなり、その作品の多くを収集することになりました。さらにその後は、大正ロマンの源流ともいうべき竹久夢二 を探り求めることに発展し、またその延長とも認められる蕗谷虹児・加藤まさを・中原淳一らに加え、小村雪岱・木村荘八・河野通勢らの 作品、さらにはひろく先哲の墨跡にも手をのばし、これらを公開することになったのでありました。とくに竹久夢二美術館は、夢二の業 績の偉大さから、独立して創設することが永年の宿願でありました。ご来館の皆さまには、古きよき明治・大正・昭和の時代を回想して項 き、かつ先人の夢をひろげていただければ、この上ない幸せに存じます。 |