25.島田宿〜金谷宿へ(街道地図)
静岡県島田市→蓬莱橋→正覚寺→大善寺→川越遺跡→大井川(8km:3時間)

■ 島田宿について ■(1999年11月4日)快晴
昨夜はコンビニでいつものカップコーヒー2P と・あんパン・オニギリを買っておいたが不覚にも20時前に グッスリと寝てしまった。 お陰で明け方4時前に目を覚まし夜明けのコーヒー(知らないだろーな)と 綿密な計画を立てる事ができた。
島田宿は東海道一の難所大井川(箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ大井川) の渡し場を擁する宿場である。 川越の収入と川留め(川の水かさが増すと渡れない)時には泊まり客が溢れ 宿場の収入は莫大であった。また日本髪の結い方で有名な「島田髷」 の発祥地でもある。嫁の披露から発した「帯まつり」も三年に一度 絢爛豪華に行われ江戸元禄の伝統を残している。

■ 栃山橋から宿場入口 ■約2〜3km
通学電車で六合駅に8:00、旧道を歩き国道と合流した所に「道悦島」 の東海道道標(写真左)を確認した。 栃山橋あたりで珍しい昭和天皇の御巡察の石碑(写真中)を発見! 明治天皇は数あれど昭和天皇は初めて見た。・・・しかし、 さっきからウルサイくらい自転車高校生(写真右)が後ろからカラスのように飛んでくる。コンニャロー !写真の前を横切りやがって・・・・歩きながら考えてみた・・・こいつら学チャリを利用して 歩道の無い難所、天竜川を一緒に渡れないだろうか?・・・

■ 蓬莱橋 ■約1km
御仮屋町から国道を離れ旧道を行く。 「電脳浮世絵師の岡本さん」 が教えてくれた蓬莱橋を見てみたいと思い、旧道の途中で大井川方面に足を左に向けた。 だいぶ迷って遠回りしたが、目の前に感動の光景を見た。そこは別世界だった。 橋の上では、時がゆったりと流れていたのだ。 (明治12年に大井川に架けられた世界一長い木造歩道橋で、 全国唯一の木造賃取り橋としても有名。 長さ897m 幅2.7m・通行時間=7時−18時まで(夜間通行止) ・通行料金=歩行者100円(大人)10円(子供) ・自転車=100円 )

■ 島田宿史跡 ■約1km
旧東海道に復帰し商店街(写真左)アーケードの風呂屋を横に見てジャスコ前広場で一休みした。 目の前に刀匠島田顕彰碑(写真中) (室町時代に「助宗」「義助」と銘を切る刀鍛冶がいて、この一門は代々 銘を踏襲し名をとどめた。義助屋敷跡に島田市がこの碑を建立) そしてその先、静岡銀行前に如舟・芭蕉連句碑(写真右) (芭蕉は川留めにより、塚本如舟の家に滞在、「やわらかにたけよ今年の手作麦」 という如舟の前句に「田植と共に旅の朝起き」と芭蕉が連句した) があった。やっぱり石碑は存在感がある。

■ 正覚寺・大善寺 ■約1km
商店街も終わり右前方に緑の木々(写真左)に囲まれた「帯まつり」で有名な大井神社を確認。 (帯まつり=その昔、この地に嫁いできた花嫁は晴れ着で大井神社に参詣し たのち宿内に披露に回る風習があったが、その後、男たちが代理で花嫁の 帯だけを披露することになった。この披露行列は絢爛豪華で島田の大祭となっている) 左道を覗くと橋が小粋な正覚寺(写真中)。 その先大きな交差点手前右側に大善寺(写真右) (境内に大井川の川明けと川留めの刻限を知らせた「時の鐘」) がある。さっきから見えているエントツは東海パルプ工場 だった。この工場の壁に沿って左を行く。

■ 島田宿川越遺跡 ■約1〜2km
しばらく歩いて行くと何やら時代劇のセットのような場所に出た。 街道には江戸時代そのままの町並みが残されていたのだ。この 「越すに越されぬ大井川」で名高い大井川の川越遺跡には、 川越人足たちが集まった番宿や、川会所、札場などが保存されている。 驚いたことに、何軒かは実際そこで暮らしているのである。 住民の方々!その節はキョロキョロ覗いてスミマセンでした。 (あくまでも控えめな旅人であった)

■ 川会所・朝顔の松 ■約500m
町並みを抜けるとスグ右に川会所(写真左)がある。 (川会所=大井川を渡る川越賃銭は、毎日その深さで変り、川会所の役人と人足 の代表が計り値段を決定し川越札を発行した) その先(写真中)を進むと左に朝顔の松公園があり奥に朝顔の松(写真右)があった。 (朝顔の松=盲目の娘・朝顔が川留めのため恋人に逢えず、大井川で身を投げた が助かり、奇跡的に目が見えるようになった。 その時初めて目に入ったのがこの場所の松だった)

■ 島田市博物館・大井川 ■約1〜2km
目の前の大きな建物は島田市博物館(写真左)だ。 (島田市博物館=浮世絵や旅道具の展示のほか、ジオラマビジョン(立体映像) により、島田の歴史と文化を紹介している。 開館時間=9時〜17時・ 休館日=月曜日、祝日の翌日、年末年始など ・ 観覧料=一般\300、小・中学生\150) ついに大井川に達した。右に見えるあの橋(写真中)渡る(写真右)と金谷宿である。 街道一の難所に辿り着き、 やっと東海道を歩いているんだと実感が沸いてきた。
・・・時は平成11年・・今日も大井川には秋を渡る ♪旅姿 があった・・・ (寄り道したので行程3時間・1999.11/04(木):万歩計=測定中)

旅人:浮浪雲
24.藤枝宿〜島田宿 26.金谷宿〜日坂宿