8.栗橋宿〜中田宿へ(街道地図)
埼玉県・炮烙地蔵→顕正寺→栗橋宿場→栗橋関所跡→利根川橋(2km:1時間)

■ 栗橋宿について ■(2002年3月22日 am9:50〜)曇
長そうに見えた新道もすぐに125号線下のトンネルとなる。 ここを潜り、入り組む民家や田んぼ道を抜けると大きな通りに出た。 この通りが旧街道らしく右手に炮烙地蔵(ほうろく)があった。(この場所は関所破りの重罪人を火あぶりの刑にした処刑場で、地元の人が処刑者を憐れみ供養のため地蔵を祭った) ・・・ 栗橋宿は日光街道唯一の関所を有し、また奥州平泉に居る源義経の後を追った静御前が、この地で義経の死を知り、 義経の叔父が住職をしていた光了寺で菩提を弔い22才の短い生涯を終えた場所である。そんな静御前の墓が栗橋駅前にある。 ・・・

■ 顕正寺・栗橋宿の面影 ■約1〜2km(10:10)
栗橋宿に入ったようだ。栗橋宿−中田宿は短い、利根川を挟んで2宿が隣接している。 お地蔵さんから2−300m右手の顕正寺には栗橋宿を開いた名主、池田鴨之助の墓がある。 街道は古いお寺(深広寺・浄信寺)や家並み点在し、街中なのに落ち着いた雰囲気で歩くことができる。 やがて商店が建ち並ぶ宿場中心に差し掛かると、素朴な宿場風景となった。

■ 本陣・栗橋関所跡・八坂神社 ■約100m(10:15)
街道右奥の本陣跡は前述の池田鴨之助を先祖とする池田家である。 道は利根川に突き当たる坂道となるが、坂道手前の路地を右に入ると国道4号土手堤に栗橋関所跡 (幕府は下総国中田宿へ渡るこの渡船場を利用して「入リ鉄砲と出女」を取り締まった。 東海道の箱根、中山道の碓井と並び関東三大関所と呼ばれた。 以前、対岸側にあったため房川渡中田関とも言う) 戻った街道左手には八坂神社がある。

■ 利根川橋 ■約4〜500m(10:30)
土手に上ると気持ちいい♪。高い建物がほとんど無い栗橋の町が一望できる。 右に見える橋が茨城県を結ぶ利根川橋だ。 川向こうの中田宿の南側はこの利根川の河原に埋もれている。 橋の中程で立ち止まると、大型車の通過でフワリと地面が揺れた。 ・・10:25・・「怖えーなぁ〜(喜多)」、「ビビッてんじゃねぇよー」と言いながらセンター寄りに移動している弥次郎兵衛であった・・・・ (行程1時間・2002.3/22(金):万歩計=15122)

旅人:浮浪雲
7.幸手宿〜栗橋宿 9.中田宿〜古河宿